「・・・どうも莉乃だけは嫌ってないみたいだから克服したのかと思ったけど・・・あたしには全然態度変わってなくて・・・。莉乃、あんた何したの?」

「・・・・え? なんにもしてないけど・・・」


だって会ったときからこんな感じだったような・・・って感じでよくわからないって顔をすると千秋ちゃんは大きな溜め息を1つ漏らし、莉乃に言った。


「もういいよ。莉乃、社長が待ってるよ? いってきな!!  また明日ねっ」


千秋ちゃんは莉乃の背中をポンッと押して手を振ってくれたので莉乃も手を振り返してから美姫さんの元に急いだ。