ちょっとだけビックリしてしまう莉乃。

そんな顔を見て楽しむ長谷くんのお姉さん。


「でも弟もいいけどねっ♪ はいっ、出来上がりっ!」


たったの数時間でメイクなんて出来るのかと思う莉乃だったが後ろにある、鏡を見て驚く。


「……えぇっ!? こ、これがわ、わたしっ!?」

「そんな顔が見たかったのっ♪ どう気に入ったかしら?」

「はいっ!! ありがとうございます、長谷くんのお姉さん!!」

「美姫でいいわよ。莉乃ちゃん!! 仲良くなれそうだわ」

「はいっ。美姫さんっ!」