莉乃は引っ張られるままに長谷くんに連れて行かれた。

途中で「どこにいくのぉ?」なんて聞いても答えてくれない長谷くんに諦めた。


そしてついた先は…―どこかの事務所みたいだった。

事務所の中に入ろうとする長谷くんにビックリしてしまった。


「…え?え?…ここって事務所だよね?」


なんの事務所かは分からないんですが……。


長谷くんは警備員をすんなりと交わした。


か、顔パスですか……!?

何者なんですか、長谷くん!!