ここはまるで不思議の国のアリスに来たみたいでお城はシンデレラで出てくるような綺麗な城だった。


「 莉乃、ここはな。お母さんとの思い出の場所なんだよ 」

「 お母さんとの・・・? 」


莉乃は首を傾げる。

風は強く髪の毛がなびく。

でも父の顔はどこか遠くを見ていて瞳はとても...綺麗だった。


「 ここでプロポーズをしたんだよ。母さんに 」

「 ここで!? 素敵っ!! 」


――――・・わたしもここでプロポーズして欲しいなぁ...なあんてねっ♪