駅に着いた時見覚えのある人が目の前を通る。

その人も俺に気付いて立ち止まる。

白いワンピースに白い帽子にリボンがついている可愛い格好をしていた。


彼女は――――・・長谷川だった。


俺の顔が分かった瞬間に青くなり逃げようとした時俺は手首を掴んだ。


「 もう・・・逃がさないからな・・・っ! 」


俺は暑い中叫んでいた。

周りの人達は俺たちを見るが俺は気にしない。

長谷川は気にして赤くなって俯いていた。