(み、みられた…!)

私も顔を赤くした。
男の子は私に近付いて、こう言った。

「す、すみません!あの、悪気はないんです。」

男の子は丁寧にそう言った。
彼の制服をチラリと見ると、なんと
私の通う高校の制服を着ていた。

「あ、いえ!自然の悪戯ですよ!」

私は彼にそう言うと、彼はペコッと
頭を下げて高校のある方向へ
走って行った。