「・・・・うん・・!
私もがんばらなな・・」


言い切った雪江の目には



・・・・涙!?



いっぱいに溜まった涙が

1粒1粒と地面に落ちていく。。



何で泣いてるんや・・・



ポタポタ落ちている・・


「あれ・・?あれ・・?
何で泣いてるんやろ・・・おかしいな私・・・へへ・・・」



雪江の足元以外も濡れ出してきた。。


空を見るとポツポツと雨の滴が落ちてくる。



「きっと雨が初めに私のところに降ってきたんよ!」


言いながら雪江は顔をハンカチで拭いている。



そんなはずがない・・・


拭いている雪江の瞳は涙のせいで赤くなっている。



「雪江?」



近寄ろうとした僕に



「待って・・・!今日は・・・帰るね!!雨降ってきたし。。今日は本間にありがとう、また明日ね・・・バイバイ・・!」


言い残して雪江は小走りに帰って行った。。



雨は本降りに・・・



僕は何も言えず・・・