花火大会のあった橋を通る

もうあれから1週間経つんやなぁ!

河沿いで子供達が水着ではしゃいでる。

この子たちの1日と僕の1日・・・
きっと今日は僕の方が大切だろうな!


生温いが風が気持ちいい


心がやけに静かだ


車の音・・・

通り過ぎる人の声・・

鳥達の泣き声・・・


全てが鮮明に聞こえる


今から雪江とあって

たぶん人生で1番緊張する日なのに信じられない


橋を渡りきると信号につかまった。


とりあえず何て言おう


やっぱりもう1度気持ち言おかな


雪江に早く逢いたい


きっと僕の方が早く着くだろうな


そうだヒマワリ買ってこ


夏だし変じゃないやろ



信号が青になって

僕は進み出した。




「あぶない・・・」

「きみ・・!」


なんか騒がしいなぁ

青やんけ


「きゃー!!!!」



鈍い音が響き渡った



あれ・・・・・


浮い・・て・・・る



な・・・・んで・・・?




「・・・・逃げたでー」

「きゃー!」







ゆ・・・・き・・え・・・