ショボンとして謝る僕を見て雪江が何やらプリクラの裏に書き始めた。

「はいこれ!私の携帯番号とメルアドやから!!また家からでも電話してきて!!」

こ、これは・・・・

すごいモノを僕は今手にしている。
たぶん生まれて初めて女の子からもらったモノで感動した。

電話をかけている僕を想像してみる・・・

無理無理無理!!
想像でも09ぐらい押した時には挫折している。。

もーうれしすぎてかなりにやけてしまっている顔を普通に戻す努力をしながら、

「あ、ありがとう!!また電話するわぁ!」

もうどこが熱いんか分からないぐらい全身が熱い。。

後で何でこんなんなるか達也に相談してみよ!
なんか頭おかしなりそうやわ・・・


ボーリング場の前で2人と別れた、
2人とも僕らが見えなくなるまで手を振ってくれてたと思う。
ペン太郎君を抱えながら。

「いやぁまさかこんなに仲良くなれるとはなぁ!声かけてみるもんやなぁ」

達也が満足感に満ちた声をあげながら自転車をこぐ。

僕は今日の自分の異変を達也に相談することにした。