まさか彼女たちの方から
こちらに話し掛けてくるとは予想できなかった・・

なぜか分からないが僕までドキドキしている。

「ん〜!まだ決めてないんやけど、さっき私調子乗りすぎてたから君達行くんやったら案内したろかなぁって!」

これまた予想外だ・・・
あの雪江という後ろ姿の女の子ならまだ出てきそうな台詞だが、このプルプルからそんな言葉が出て来るなんて・・・

あぁ、達也が調子乗るなぁ見ると達也の目は輝きまくっていた。

「まぢで!?かなりうれしいねんけど!行く行く、早よ準備せえよ春樹!」


お前は単純バカか・・
まぁ何はともあれ達也が喜んでいるので僕もうれしかった。

「ほらっ!雪江そーゆうことなったからゲーセンいこ。」

「もー!理恵ほんま素直ちゃうなぁ!」

プルプルと話しながら雪江という子が立ち上がった。やり取りの意味はよくわからなかったのだが・・

「この子、雪江っていうねん山村雪江!んで、私はぁ田中理恵でーす!とりあえずよろしく。」

「・・・どーも。」

ペコッと雪江はお辞儀してこちらを向いた。

あれ・・・・・