「そ、そういえば部活ないの?」


私は無理やり話の方向を変えた


よく考えたら、零央も部活のはずだ


なのに一緒に帰ろうって…


「あぁ、今体育館工事中だから使えねぇんだ。だからしばらくは部活なし」


どうりで明日デートしようなんて言い出したのか、と1人で納得した


「部活ないから暇なんでしょ」


私は小さくクスッと笑った


「まぁな!俺の生き甲斐はバスケだから、やっぱ練習したくてたまんねーわ」