でもきっとそれはないけど


だって相手はあの学園の王子様だし


きっと会社の事情で仕方なく私と婚約したとしか考えられない


「やだって言ったら?」

零央に挑発的な海斗


「その時は、その時だな」


ふっ、と私に視線を向けて笑った


な…なに?その笑顔は…