ホッとした顔をすると、美奈は優しく私を抱きしめた


「がんばったね」


違うよ、美奈


私は頑張らなければいけないの


私には美奈や海斗、賢人くんだっているけれど零央は向こうで1人なんだ


私なんかよりもずっも不安なはず


こんな弱音を吐いてはいられない


私も頑張らないとね、零央?