腕時計に目をやる


思っていたより時間が進んでいた


外はもう暗くなり始めている


「じゃ、またね」


お姉ちゃんは右手を高くあげた


「たまには顔出しなさいよね!なんだかんだで寂しいんだから」


お姉ちゃんは照れ臭そうに言った


「私も!じゃあまたね!」


そう言ってお姉ちゃんのマンションを後にした