「あ、そうだ」


私は、はっと修学旅行のお土産について思い出した


「お姉ちゃんに届けよ」


急いで支度をし、お土産を手にし、お姉ちゃんが住むマンションに向かった


お姉ちゃんと別居するようになってから長い間会っていない


行く機会がなかなかなかった


家を出て、並木道を歩いていると、やはりあの子に会うはめになった