私の口はあんぐりと開いたまま


「そういう問題ではないんです」


キッと社長を睨みながら言う零央


「俺は椎名と一緒に卒業したいんです」


はっきりした口調で反論する


すると、社長は深い溜息をついた


「あのな、無理言って椎名さんを嫁にもらったんだぞ?たまには言うこと聞け」