私たちは美紅と和弥くんとばいばいしたあと、近くの遊園地に行くことになった


「あ、そうだ、ジャケットありがと」


羽織っていたジャケットを脱ぎ、零央に返した


「あぁ」


今まで忘れていたかのように受け取る


「さて、二人きりになれたことだし」


ニヤリと口角を上げて笑った

悪いことを考えている時の零央だ