その人が何を喋ってたかなんか 覚えてない。 けど一度、目があって彼は確かに 私に微笑んだ。 その瞬間、私は恋に落ちた。 席が近くて友達になった 志藤 昧(しどうまい)こと昧の 彼氏と会ったとき再会した。 それからよく遊ぶようになって もっと惹かれて始めてた。 だけどそんな時聞いてしまった。 「陽斗先輩。県外希望してるらしいよ。」