―修ちゃんへ―

この手紙を今修ちゃんが見てるって事は、私はもう居ないって事だね。

居なくなった私から手紙が来るなんて、びっくりしてるかな?

看護士の新井さんに、もしもの時はって頼んでおいたの。

いよいよ明日は私がおねだりした写真撮りの日。

楽しみです。

修ちゃん、私をお嫁さんにしてくれてありがとう。

我が儘聞いてくれてありがとう。

一緒に居てくれてありがとう。

何より、私を信じてくれてありがとう。

何回ありがとうを言っても足りないくらい感謝しています。

我が儘ついでに言うと、やっぱり私は、何度生まれ変わっても、修ちゃんに会いたいです。

どんなにかっこよくても、優しくても、修ちゃん以上の人なんていないから…

修ちゃんにとっては、何度も独りにする私なんていやかもしれないけど…

今度は丈夫な体にしてもらうから、また私と出会ってくれるかな?

たくさん言いたい事はあるけど、もうおわるね?

また出会える事を信じて…

百合より


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