その日から発作の感覚が前にも増して短くなった。

あんな状態で外出をしたのがいけなかったんだろう…

でも、百合は後悔なんてしていないと笑っていた。


とうとう意識が戻らなくなった。

昏睡状態だ。

でも変わらず僕の手は握ったままだった。

話せないけど、動けないけど百合は頑張っていた。


たった一人で…


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