帰りの車の中
『本当にキレイだったね。来年も来ようね!』

『うん。そうだね』

『約束!』
二人共分かっていた。

“叶う事のない約束”

をした事…

でも、見れると信じたかったんだ…

そして季節は冬になった。

この頃はもう、発作も頻繁におきるようになっていた。

おきない事が珍しいくらい…

目を覚ます度に

『修ちゃんだ…』

とニッコリ笑い僕の手をギュッと握る。

それを見た僕はいつもホッと胸を撫で下ろすんだ。


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