早紀が逝ったあの日――

かすれた声で話すのがやっとなのに、力を振り絞って僕にこう言ったんだ。

『修ちゃん…大好き…』

僕は涙を止められなくて声を押し殺すのがやっとで頷く事しかできなかった。

そういうと、早紀は静かに息をしなくなった…


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