『ごめん！僕何か言ったかな…？昔からいつも言葉が足りないとは言われてるんだけど、なかなか直らなくて…』

『………違うよ。
何にもしてないよ。ただ、私が思ってたより遥かに修ちゃんに大切に思われてたんだなぁって思ったら涙がでてきちゃっただけ』

『はぁ〜。よかった…うん。後にも先にも、あんなに人を大切に思えた事はないかな』

『……あの日、我が儘言ってコンビニまでりんごジュース買わせに行かせて、ごめんね』

『今更、謝るなよ？別に怒ってないし。何？今まで気にしてたの？』

『うん…』

『ははは。バカだなぁ。
真剣な顔して【コンビニのりんごジュース】って言われた時は、何でそんなにこだわるんだ？って疑問に思ったくらいで、そんなに気にする事じゃないよ』

『そう…かな？』

『そうそう！』
と言うと、僕らは顔を見合わせて笑った。


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