恐る恐る振り返り

『本当に…早紀なの?』と尋ねる

『だから、さっきから言ってるでしょ?何なら、私が書いた手紙の内容も言おうか?』
と言ってきた。

僕は熱もあるし動揺して倒れた。

『修ちゃ〜ん。お〜い。
……もお、仕方ない。家まで連れて帰ってやるか』
と少女が言っているのが遠くで聞こえた。


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