あれからまた、月日が流れ、もう高3になった。 陽斗からの連絡は、まだない。 ふとした時に、何してるんだろうとか、逢いたいなって思ってしまう。 でもそれは、ほんとにふとした時で。 日常生活に支障なんかなく、あたしは今まで通り過ごしていた。 朱音と紗希と、楽しくて充実した生活を送っていた。