*****

「椎菜!座ってていいって言ったじゃん!」


『少しぐらい動いたっていいじゃない!ホント、心配しすぎ』


「だって、椎菜一人の体じゃないだろ」


『はいはい』

あたしは今、旦那さんと二人で暮らし、ついに子供もできた。


初めて会ってすぐに、プロポーズされたときはビックリしたけど。



あたしの過去を知った上で、僕が幸せにしますって言ってくれたのだ。