朝、目を覚ましたあたしは莉乃にメールのことを話した。 「…陽斗に、会ってきたら?1回もお墓に行ってないんでしょ?」 そうだ。あたしはお葬式にだって行っていない。 「今、行くときなんじゃないかな…」 『そ、だね。週末行ってみる。』 あたしがそう言うと、莉乃は微笑みながら大きく頷いた。 陽斗。 あたし、陽斗に言いたいことがたくさんあるの。 全部、受け止めてくれる?