どうして…? なんでもうこの世にいない彼からメール…? 『なっ、んで?陽斗っ…』 からだに力が入らなくなり、目眩もしてきた。 それでも意識ははっきりしているようで、莉乃に助けを求めていたらしい。 真夜中にも関わらず、莉乃は飛んできた。 あたしは息を切らして“椎菜”と呼んでくれる莉乃の姿を見た瞬間、目の前が真っ暗になった。