それから店が終わるまでナオちゃんが話しかけてくる事はなかったけど…

いつまでも隠しておけるもんじゃないんやなぁ〜…

だいたい何なん あのサイト?!


送りで帰っていつもなら紘に鳴らす携帯を
今日は舞にかける。

ナオちゃんの事を話した。

『とうとうバレたかぁ〜』

なんて余裕な発言。

「他人事みたいに言わんといてやぁ!!
元はと言えば舞が…」

『って他人事やしなぁ〜
紘斗さんに相談してみたらぁ??』

「それだけは無理!!」

即答するあたし。

だって…くだらない事で心配かけたくないし…

ナオちゃんにきちんと話したらわかってくれるよね??



舞との電話を切ったあたしは そぬまみウトウトしちゃって…
紘に連絡入れるの忘れてた。

眩しい朝日が差し込む頃に 鳴り響いた携帯。

「…ん〜…ぁい…」

意識が半分ないままでると

『礼奈?!寝てたんか??』

半分しか起きてない脳が紘の声で 覚醒されていく。

電話を忘れてたあたしは すぐ思い出した。

「ゴメン…ちょっと飲みすぎて…そのままソファで寝ちゃってた…」

『それならイイけど…今から行っていいか?』

「うん」




それさら10分もしないうちに鳴り響くインターホン。

玄関の扉を開けると紘の姿が。