〜♪♪〜♪〜♪♪〜

「…ん…」

夕日が差し込む部屋の中に鳴り響く。

右隣に温もりを感じながら目をこする。

携帯に手を伸ばそうとすると 鳴り止んだアラーム。

「おはよ♪」

「…はよ…ござ…ます…」

寝起きの悪いあたしはなかなか布団から出る事が出来ない。

「もしかして…礼奈ちゃん低血圧?」

「…はい…」

起き上がる気配のない あたしの頬に手を添えて

「んじゃ もう一回する?」

イタズラに微笑む。



もぅ一回って…

昨日の夜は緊張し過ぎて 全然覚えてなくて…

朝も…どこから夢で どこから現実かわからない頃に
始まってて……

それだけで十分すっごく 恥ずかしくて…


真っ赤になるあたしの額にキスをして

「冗談やで。ゴメンな?」

起き上がりリビングへ向かった。

あ…もしかして あたしが布団から出られへんの気付いてくれたんかな??


慌ててキャミとショーパンを着て シャワーへ向かった。



それから大慌てで準備をして家を出た。

あたしは店に向かう。

紘斗さんは出勤までどうするんだろう?