着替えが終わり、いつもの送りを
断ってナオちゃんについて行く。

ナオちゃんはネオン街をスタスタ
歩いていく。

「なぁ〜…ナオちゃ〜ん
どこまで行くの〜?」

行き先のわからないあたしと舞は
ナオちゃんに問いかける。

「内緒〜‼
…あ!テツ〜‼こっちこっち〜!」

あたし達の質問をはぐらがし
前から歩いて来た金髪に黒いスーツの男に手を振るナオちゃん。

「お〜‼あれ?友達?」

金髪に黒いスーツの男が
ナオちゃんの後ろにいる
あたし達を見て声をかける。

「うん!同じ店のコで
マイとレナ‼」

「そーなんやぁ〜
オレはテツです〜‼よろしく〜!」

「……」

…軽っ…

ってかナオちゃんが行きたい場所って…

もしかして……

思わず目を合わせるあたしと舞。

…まさかねぇ〜…