〜♪♪〜♪♪〜♪♪〜

〜♪♪〜♪……

日曜日の夕方。

夕日の差し込む部屋の中に鳴り響く携帯の着信音。

ベッドの中から鞄の中をさぐり携帯を取り出す。


も〜…こんな時間にうるさいなぁ〜
せっかくの休みやのに…

「…ん〜っ…ぁいっ…」


『あっ…ゴメン…寝てた?』

「…ん〜…?」

『俺…紘斗…』

「…⁉…」

名前を聞いて飛び起きて思わず正座するあたし。

「はっはいっ!礼奈ですっ」

『うん。知ってるよ(笑)
ごめんね。寝てたよな?』

「あっ…だ…大丈夫ですっ」

『今日…空いてる?』

「はっ⁉今日…ですか?」

『うん…』

「だいじょぶです」

『んじゃ近くまで迎えに行ったらまた電話するね』

「は…はいっ」

ープーッ ー

はいいいぃぃぃい⁉

コレは夢⁉

切ったばかりの携帯を見つめる。

少しずつ覚醒される脳。

とっとにかく!!
とにかく準備しないと…‼