「お疲れ〜」
「お疲れ様で〜す」
「お疲れ様〜」

-am2:00-

営業が終わり眩しいくらい明るい照明の店内に飛び交う
女の子達のあいさつ。

あたしが働くキャバクラclub coco。

あたしは1ヶ月くらい前から
幼馴染の舞とこの店で働くキャバ嬢。

「なぁなぁ〜
このあと空いてない〜?」

バックルームで着替えるあたしと
舞に声をかけてきたのは
同じお店で働くナオちゃん。

2つ年上の22歳。

「別に何もないよ?
あたしら帰っても寝るだけやし
なぁ?レナ〜?」

「うん」


「ちょっと付き合ってくれへん⁉」

目をキラキラさせて言うナオちゃん。

「いいよ〜」

お酒が入っていたのもあり
まっすぐ帰ってもつまらないので
OKしたあたし達。

すごく軽い気持ちだったんだ…。