"何の話してるの?
俺も混ぜてよ!"

超ニコニコ笑顔でやって
来たのは佐藤春馬。

…救世主?なのかな?

目にためた涙を急いで
拭って佐藤春馬を見た

"はっ?何だよてめぇ"

"えー。何の話しを
してたか聞きたいだけ
なのに。"

"関係ないだろう?"

"れもんちゃん…
困らせてただろうが。"
急に変わった低い声。

笑顔が消えた。

"顎髭君さ〜
事実でもないのに
れもんちゃんの悪口的
な事言うの止めて
くれない?"

"断るこいつが
わり〜じゃん。"

そう言ってうちの方に
指を差す。

なっ何でうちが悪いの

するとうちの前に
やって来た
佐藤春馬がいた。

うちの目の前には
佐藤春馬の広い背中が
ある。

"顎髭君さ〜
自分がかっこいいから
まさかれもんcが
断らないって思ったん
じゃない?
で断れたから腹いせに
色々言ってたんじゃ
ない?"

"…。"

佐藤春馬が作った
ニックネーム顎髭君は
たじろいた。

"俺ちゃんと一部始終
見てたから。"

ニヤっと佐藤春馬は
口元を緩めた。