しばらくすると、ゆっくりと玄関のドアが開いた。




そこには、パジャマ姿で、おでこに冷却シートを張った、美樹さんがいた。




風邪のせいか、頬が赤い。




パ、パジャマ姿・・・か、かわいい。




「あ、えっと。み、見舞いに来ました!」




慌ててそう言うと、




美樹さんはニコっと微笑んで、思いもよらぬ行動をとった。