次の日。




いつも早く登校してくるのに莉緒がなかなか登校してこなかった。




いつもよりだいぶ遅れて登校してきた莉緒は足をひきずっていた。




足、どうしたんだ?




青木と莉緒の会話を聞きたいが、いつもより俺の周りにいる女子の声がでかくて莉緒たちの声が聞こえない。




あぁ。うぜぇ!!




ってか、手とか絡めてくるなよ!!



ドンッ



「きゃっ」



莉緒の声が聞こえて俺は振り向いた。




莉緒がこけていた。





すぐに助けに行こうとした。





でも、俺はもう莉緒の彼氏じゃない。





助けに行こうかどうしようかと考えているとどんどん話が進んでいく。





「何?まだ迷惑とか思ってんの?莉緒の言うことも信じないようなあいつに迷惑かけたくないとかおもってんの??」