私は理生くんにお姫様だっこされていた。





「ちょっとこいつ借りるな」





「ちょっと!!理生くんおろして!!」





「嫌だね!!」




そう言って意地悪な顔で笑った。





私はそのまま屋上に連れてこられた。






理生くんは私を屋上の地面に座らせた。






「ごめん。俺、莉緒の話何も聞かずにお前をせめて...。」





「私、理生くんが殴ろうとした時、理生くんが退学とかになったらどうしようって思ったの...。」






「何だよそれ...。それなのに俺...。別れようとか言ってごめんな。」






「ううん。私のほうこそごめんなさい!!」