あまりの痛さに顔をしかめた。
「こんだけで転ぶなんてわざとらしい!!理生くんに助けてほしかったんですか??あはは」
と、理生くんの周りにいた女子が言った。
「ちょっと!!勝手なこと言わないで!!莉緒は今足を」
「言わないで!!!!!!」
さとえの言葉を私はさえぎった。
「さとえありがとう。でもその事はいわないで!!」
「何?まだ迷惑とか思ってんの?莉緒の言うことも信じないようなあいつに迷惑かけたくないとかおもってんの??」
「違う。あれは私が悪かったの。男子に呼び出されてのこのこついていった私が...。」
「莉緒。とりあえず立てる?」
私は立てろうとした。
でも、足が痛すぎて立てない。
ふわっ
急に体が軽くなった。