ある日、山田くんとさとえが家に来た。



「莉緒!!山田くんとさとえちゃん来たよ!!」




お母さんが言った。




私が無視していると、しばらくして、さとえと山田くんが部屋に来た。




「莉緒!!久しぶり!!莉緒〜痩せすぎだよ!!」




久しぶりにさとえの顔見たなぁ。




「そうかな?はは」




「ちゃんと、ご飯食べなよ…。」




「うん…」




しばらく、私とさとえの会話を聞いていた山田くんが口をひらいた。




「莉緒ちゃん!実は理生から手紙預かってたんだ…。遅くなってごめんな…。読んでやって?」




「ありがとう…。」




手紙…。




「実は私たちにも手紙あったんだけど、莉緒のことばっかり書いてあるの!莉緒を守ってやってって!」