「昨日、改めて思ったんだ…。私は理生くんじゃないといけないんだって…。私は理生くんを忘れる事なんて出来ない…。多分、一生……。」






さとえは少し迷っていた。






「本当は、理生くんに口止めされてるんだけど……。莉緒が本気なら……。今、理生くんは、山岡病院にいるの……。」






病院……。






「理生くんどこか悪いの??」






さとえは辛そうな顔をして言った…。






「行けば分かるよ……」





ブルルルル。





いきなり、さとえの携帯が鳴った。





「………うん。……えっ?…わ、分かった。すぐ行く!!」





な、何?