私は止まりかけた涙があふれだした。
私はなんでこんなに優しい人を傷つけてしまったんだろう…。
最低だ…。最低だ…。
「なんで泣くの?大丈夫?」
一番辛いはずの悠くんに励まされてどうするのよ……。
「ごめんなさい…。ごめんなさい…。」
「そんな謝らないで…。もう、送っていくね…」
「いいよ…。そこまでしてもらっちゃ悪いよ…。」
「送らせて…。彼氏、最後の仕事!!」
「……ありがとう!!」
悠くんは家まで送ってくれた。
「じゃあね。お互い幸せになろうな!!今までありがとう!!」
「私、悠くんがいたからこの一ヶ月笑えてた。本当にありがとう!!幸せになってね!」