えっ?




それってやばくない?




「そんなに警戒しなくても何もしねぇよ!」




はは、と理生くんが笑った。





「警戒なんてしてないよ!!」




「分かったよ!俺の部屋2階だから階段上がるぞ!」




「あっ!うん。」




がちゃっ




理生くんの部屋は何と言うか、殺風景だった。




家具は黒で統一されていて、必要最低限の物しか置かれていない。





「理生くんの部屋って綺麗だね!」





「そんな事ねぇよ。ってか、莉緒こっちおいで!!」





理生くんに呼ばれて理生くんに近づくといきなり引っ張られた。