しばらく黙っていた理生くんが口をひらいた。




「だって、莉緒は俺と同じ部屋が嫌なんだろ?俺と一緒にいるより青木といた方が楽しいんだろ?あぁ。俺かっこ悪…。」





えっ?何それ!!




それってもしかして…。





「ねぇ、それってもしかしてヤキモチ?」




「な、なんだよ!悪いかよ!!」





えっ?本当に?嬉しい!!





まさか、理生くんがヤキモチやいてくれるなんて!!





「あのね、理生くん!理生くんと同じ部屋がいやって言ったのはね、緊張しちゃうからだよ!!本当はもっと一緒にいたいけど、理生くんといると緊張しちゃってドキドキが止まらないんだ…。」





「なんだよそれ…。あんな事でヤキモチやいてかっこ悪…。」






「そんな事ないよ!嬉しかったもん!!」