日向君の話したいことって、なんだろう…? 週明けの月曜日。 そんな疑問を抱きながら、学校へとやって来た。 直接、話がしたい…って言ってたよね…。 …もしかして、深刻な話? でも、電話口での日向君の声のトーン、暗い感じではなかったし…。 …となると、どんな内容なのかな…。 うーん…。 なんだか、気になって緊張してきちゃったよ…。 次第に速くなる鼓動。 落ち着かなくてソワソワしていた時…。 「椎名、おはよ!」 明るく爽やかな声と共に、日向君が私の席に駆け寄って来た。