「えっ!?俺がサッカー部にいること、知ってるんだ…。なんか、嬉しいかも。」
唐沢君は照れくさそうに笑って、私を見つめた。
「星愛ちゃん、噂以上に可愛いね。オーラも、想像以上にふわふわしてるし。」
「お、オーラ!?」
そんなの、あるのかな…?
自分じゃ、全然分からないや…。
首を少し傾げた。
「ねぇ、せっかくだから、この後…カフェでお茶とか飲みながら話さない?星愛ちゃんのこと、もう少し知りたいし。」
「わ、私のこと…!?」
「うん。ダメかな?」
「え、えっと…」
誘ってもらってるのに、断るのは…なんだか悪い気がしちゃう…。
でも、唐沢君のこと…よく知らないから、お話するって言っても、何を話せばいいか分からないし…。
どう言葉を返せばいいのか考えていると…
「そんなの、ダメに決まってんだろ。」
後ろから聞き覚えのある声が飛んできた。