ゆっくりと近づくとなんかが飛んできた。


「きゃっ…」

「!!」

後ろを振り返ると…気絶した男。




な…何この人!?

「いい加減止めませんか?先輩方。僕が何をしたっていうんですか。」


えっ?


もしかして、ケンカ?

ってヤバいところに出くわしちゃった?


お金持ちの学校にも不良っているんだ。


ガサッ…

「誰だ。」


一人立っていた男が私の方を睨むように見た。


「きゃっ…」

み…見つかった!?


「なんだ。そんなに恐がるなって…」


そーっと覗くように見る。


「お前、新入生か…」



男なのに…きれいな人。