でも、最初から、言えばよかったね。


パパに、ちゃんと、


聞いてればよかったね。





「過労ですね。」

「……」


過労か…


勉強頑張り過ぎちゃったかな?


「しばらく、安静にしてくださいね。解熱剤め打ちましたし明日には、熱は、さががります。」



しばらく、安静か…


「怜菜…帰るぞ。」


病院の診察室のベッドに寝ている私に、パパが言った。


起き上がろうとする私を止めてパパが私を、お姫様抱っこする。

「……パパ……は…恥ずかしい//////」

「我慢しろ。どうせ力入らないだろ。」


「うぅ…」

「優也ありがとう。」

「あぁ…怜菜ちゃん無理しちゃだめだよ。」


優也と言うのは、ママの弟。

私から見たらおじさん。