「い、一緒に行こ!」


と言い直すと、



「よかった。いきなり嫌われたか思った。」



と言ってニコッと笑った。



私は先生の笑顔が大好きになった。




「コンビニでな、今日綾ちゃんが来た時に食べるもん買いたかってん。やから自分で選んでくれん?」



「えっ?そんなのいいよ。」



と私が言うと、引いていた手を離して、軽くおでこを叩いて。




「子供が気使わない!」



と言った。“子供”と言われたことがショックだった。