正吾と過ごす幸せな時間はあっという間で



「そろそろ先生来はるやろうし呼んでくるわ。



綾の友達の………



えっとありさちゃんか!!ありさちゃんも呼んでくるし待っとけ。」




今正吾を離してしまえば会えないかも……



なんて心の中で思った。



でもそんな私の心を読んで、



「大丈夫。もう離さへんよ。また来るから。」




そう言って頭を撫でてくれた。



そして部屋を出ていった。