すぐに旅館には着いた。



近くには川があって、とても綺麗だった。



「おいでやす~」



そういって旅館の人たちが迎えてくれた。



畳のいいにおいと、もうすぐの晩ご飯のにおいがした。



「悪くないね!旅館も!」



ありさが言った。


部屋ももちろんありさと一緒。



『ありさがいるだけで何でもいいや』


その言葉に嬉しそうに、



「あたしもだよ!」



なんてね。